宝酒造株式会社の戦略・強み・弱み・競合他社情報│企業研究記事
宝酒造株式会社を就職活動の観点から企業研究
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
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◆ TOPIC
- 政府も後押し。積極的な海外展開に期待が高まる日本酒業界
- 日本食文化を支え続ける、老舗の和酒メーカー
- 海外展開加速も、国内とのバランスをとる事業構造への変革
- 宝酒造の戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
政府も後押し。積極的な海外展開に期待が高まる日本酒業界
出典:日本酒の国内出荷量における推移【SPEEDA総研】日本酒業界の現状と課題(2017年10月7日)
一方、日本酒の輸出量は2004年以降、リーマンショックの2009年以外は成長を続けており、2016年に19,737klに。2006~2016年の年平均成長率は6.7%と好調で、7年連続過去最高を記録しています。輸出量構成比では第2位に位置しており、ビールに次ぐ輸出量となっています。
出典: 清酒の輸出量推移【SPEEDA総研】日本酒業界の現状と課題(2017年10月7日)
好調の波に乗る日本酒の輸出をさらに加速すべく、政府や民間企業は海外展開に注力。例えば、政府による取り組みとしては、2020年に向け、国内外の情報発信拠点の活用、日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)の活用、海外の酒類の専門家や有識者等への啓発、地理的表示制度(GI)の活用促進、酒蔵ツーリズムの推進などを行っています。
また、日欧経済連携協定(EPA)交渉において、EUが日本産日本酒の関税を即時撤廃する方向で調整中(2017年6月時点)。さらに、政府系ファンドのクールジャパン機構は「日本食のテーマパーク」を欧州中心に海外展開する方針を固め、英国で2018年春1号店を出店後、パリなど他の欧州主要都市での出店を目指しているとのこと。 今まで主要輸出先だったアメリカや韓国、台湾、中国、香港などのアジアはもちろん、輸出全体で10%程度のシェアに留まる欧州向けにも力を入れ始めていることがわかります。
日本食文化を支え続ける、老舗の和酒メーカー
同社の酒造りの歴史は、江戸時代後期の1842(天保13)年に始まり、以来170余年という長きにわたって時代や消費者のニーズに応え、独創的で高い技術に裏付けられた商品を提供しています。
現在は、清酒・焼酎や和食調味料の本みりんなど、日本の伝統的な酒類・調味料である「和酒」に強みを持つ国内有数のメーカーとして、独自の技術開発力と安定的な生産体制から生み出される安定的した商品ポートフォリオを作り上げています。
宝酒造が属する宝グループは、焼酎1位、清酒2位、みりん1位など、国内酒類・調味料市場での高いシェアを誇り、各カテゴリーに複数の強力なブランドを保有。 さらに、欧米、豪州に海外日本食材卸ネットワークを展開するほか、 バイオ産業支援事業での豊富な商品ラインアップと 高い競争力、遺伝子治療プロジェクト上市に向けた先行性など、数々の強みを持っています。
一方で、国内酒類・調味料事業の高い販促費率と低収益性、輸入原材料への高い依存度、海外売上高比率が22.2%にとどまっていることなどが同社の弱みと言えるでしょう。また、医薬分野における世界規模の競合の存在も課題のひとつとなっています。
また、宝酒造の競合他社としては、和酒では月桂冠、和食調味料などの領域ではキッコーマンが挙げられます。
海外展開加速も、国内とのバランスをとる事業構造への変革
このような事業環境のもと、宝グループは長期経営ビジョン「宝グループ・ビジョン2020」の達成に向けた第 2ステップとしての「宝グループ中期経
宝酒造株式会社を就職活動の観点から企業研究
下記4つのトピックに分けてご紹介します。
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◆ TOPIC
- 政府も後押し。積極的な海外展開に期待が高まる日本酒業界
- 日本食文化を支え続ける、老舗の和酒メーカー
- 海外展開加速も、国内とのバランスをとる事業構造への変革
- 宝酒造の戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
政府も後押し。積極的な海外展開に期待が高まる日本酒業界
一方、日本酒の輸出量は2004年以降、リーマンショックの2009年以外は成長を続けており、2016年に19,737klに。2006~2016年の年平均成長率は6.7%と好調で、7年連続過去最高を記録しています。輸出量構成比では第2位に位置しており、ビールに次ぐ輸出量となっています。
出典:>日本酒の国内出荷量における推移【SPEEDA総研】日本酒業界の現状と課題(2017年10月7日)
■画像:宝酒造2■ 清酒の輸出量推移 出典: 【SPEEDA総研】日本酒業界の現状と課題(2017年10月7日) 好調の波に乗る日本酒の輸出をさらに加速すべく、政府や民間企業は海外展開に注力。例えば、政府による取り組みとしては、2020年に向け、国内外の情報発信拠点の活用、日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)の活用、海外の酒類の専門家や有識者等への啓発、地理的表示制度(GI)の活用促進、酒蔵ツーリズムの推進などを行っています。 また、日欧経済連携協定(EPA)交渉において、EUが日本産日本酒の関税を即時撤廃する方向で調整中(2017年6月時点)。さらに、政府系ファンドのクールジャパン機構は「日本食のテーマパーク」を欧州中心に海外展開する方針を固め、英国で2018年春1号店を出店後、パリなど他の欧州主要都市での出店を目指しているとのこと。 今まで主要輸出先だったアメリカや韓国、台湾、中国、香港などのアジアはもちろん、輸出全体で10%程度のシェアに留まる欧州向けにも力を入れ始めていることがわかります。
出典:" target="_brank"> 清酒の輸出量推移【SPEEDA総研】日本酒業界の現状と課題(2017年10月7日)
日本食文化を支え続ける、老舗の和酒メーカー
海外展開加速も、国内とのバランスをとる事業構造への変革
宝酒造の戦略・強み・弱み・競合他社のまとめ
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会社概要
商号 | 宝酒造株式会社(TAKARA SHUZO CO.,LTD. ) |
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発足 | 平成14年4月1日 |
代表者 | 村田謙二 |
従業員数 | 4,407名(連結、2017年3月31日現在) |
本社 | 京都市伏見区竹中町609番地 |
代表者経歴 |
昭和58年に寳酒造(現宝ホールディングス)入社 以降、技術・製造関連の業務を長年担当し、新製品の開発や品質向上などの技術開発に携わる 技術・供給本部長、調味料・酒精事業本部長を経て、平成28年に副社長就任。国内酒類・調味料・酒精の各事業を統括 平成29年6月29日、代表取締役社長就任。 |
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